沢の鶴 西村社長にインタビュー

先日、老舗酒造会社 沢の鶴の西村隆社長のインタビューを、弊社代表生駒とともに行いました。

西村社長は今年の6月に社長に就任したばかり。40歳とまだお若いのですが「次の100年に向けて、良いバトンを次の世代に渡していけるように」と、当然のようにさらりと未来を見据えた話をされ、300年の歴史を持つ老舗酒蔵のDNAと西村社長の経営者としてのお考えに、心が痺れっぱなしの1時間でした。

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沢の鶴は「米にこだわる」を徹底的に追求している酒蔵。SAKETIMESでもこれまでに、沢の鶴がいかに米にこだわり、その真価を酒造りに転換して消費者に届けているかを、連載で読者にお伝えしてきました。

そんな沢の鶴の西村社長のお話を聞いて、私が個人的に心動かされた点が2つあります。

Clear代表生駒と経営者同士で話がはずむ沢の鶴 西村社長。笑顔が素敵です。

1つは、「沢の鶴だからチャレンジできた、と社員に思ってもらいたい」と話されていた点。大きな会社、伝統ある会社や産業の中では、安定を好み保守的になりがちです。しかし西村社長は、時代に合ったアプローチを積極的に取り入れ、失敗を恐れずチャレンジしていく精神を醸成したい、と話しており、実際にSNSを活用したり、「杜氏代行からの挑戦状」という企画で消費者とコミュニケーションを行っていたり、他にも驚くほどに大きな新しいプロジェクトを進めたり(近日中に公開するのでお楽しみに!)と、多くの取り組みを実現させています。

日本酒、米と農業、消費者、自社の社員、そして100年後の未来。これらを真剣に考え、実際に形にしている西村社長のお話しを間近でお聞きし、「もし私が今就活生だったら、沢の鶴の魅力に惹かれていたに違いない!」と本気で思ってしまいました。

2つめは、海外展開のお話。SAKETIMES Internatinalのディレクターを務める私、古川としては最も興味ある話題のひとつ。

西村社長は「日本人で、日本で酒造りをしていて良かった。電化製品なら日本でなくてもよい。しかし日本酒は、日本古来の文化を背負ったものだからこそ、特別なものだ」と話しており、特に「沢の鶴はもともとは米屋から始まった。米屋をしていたから酒造りを始めたんだ」と沢の鶴のストーリーと共に海外へ輸出しているお話を聞き、SAKETIMES Internationalでもぜひ沢の鶴のストーリーを世界中に届けたい!と、モチベーションアップになりました。

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ちなみにインタビューを行ったのは沢の鶴本社の応接室。手前の白い壺は、一説には日本で最も高価といわれる日本酒「大吟醸 春秀」で、気品あふれる酒の香りと味わいに加え、壺も絵柄はひとつひとつ丹念に絵付けされるなど、著名な方々によってつくられたまさに「匠の芸術酒」です。

沢の鶴 西村社長インタビューでお伺いした内容は、SAKETIMESでも詳しくお届けする予定です。楽しみにしていてください。