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ラグジュアリーへの挑戦
2026.10.9
ラグジュアリーへの挑戦
エルメスジャポン社長、およびフランス本社副社長を務めた経験を持つClearの社外取締役 齋藤さんに、SAKE HUNDREDがラグジュアリーに挑むこと、またClearの魅力について話を聞きました。

社外取締役 齋藤峰明
パリ第一大学芸術学部卒業後、三越パリ駐在所長を経てエルメス・インターナショナルに入社。1998年エルメスジャポン社長に就任。2008年には外国人で初めてフランス本社副社長を務め、2015年に退社後、シーナリーインターナショナルを設立、代表に就任。フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ叙勲。2021年10月よりClear Inc.の社外取締役に就任。
ラグジュアリーとは、人の心を揺さぶるもの
私はラグジュアリーブランドに長く関わってきましたが、ラグジュアリーとは、品質が良いだけではなく、感動を与えてくれるものだと思います。
ラグジュアリーとは、皇室のライフスタイルが一般に広まったことが出発点にあります。宮廷のためにつくられていた職人の技が広がっていき、上流階級の顧客に向けて生まれた数多くのブランドが、高級ブランドの起源として今も残っています。
高品質で優雅なものに溢れたラグジュアリーな生活が、幸せを築くのに必要なものと捉えられていますが、高品質なものをつくればラグジュアリーかというと、それは違います。
品質が良いということを超えて、ひとつの世界がある。これが大事です。
クオリティーは前提で、感情に響いてくるもの、人の心を揺さぶるもの。マーケティング的に言えばストーリーテリングですね。創始者の想いや、どのように使われてきたかなど、歴史を掘り起こして語り、モノ以上の価値を伝えることで、プレミアムではなくラグジュアリーになっていきます。
お酒でラグジュアリーを目指す。創業者の熱量に惹かれ参画
今まで私が関わってきたエルメスでは、ファッションやモノを中心に取り扱っていたので、お客様が身近に置いて使うことで満足を得る幸せに関わってきました。日本酒の場合、衣食住でいうと「食」は特に生命に関わるものでもあり、美味しいものに出会ったときの幸せは半端なものではないですよね。
私がSAKE HUNDREDに巡り合った時、「高級酒」ではなく「ラグジュアリー」と言っていることを面白いと感じました。考えてみるとラグジュアリーブランドは、自分の生活を豊かにしたいという想いの中で生まれてくるものなので、日本古来の飲み物である日本酒をラグジュアリーとして高めたいという生駒さんの考えは、「みんなを幸せにしたい」というラグジュアリーの根本だと理解しました。

当初は相談役として関わっていましたが、2021年から社外取締役としてさらに深く関わろうと思った理由には、主に3つあります。
ひとつは先に述べた通り、ブランドに関わる経験はありましたが、お酒のブランドはやったことがなく「近いが違うこと」なのが面白いと思ったからです。
ふたつめの理由は、インターネットを活用してラグジュアリーを追求する点がユニークだと感じた点です。一般的なラグジュアリーブランドでは、店舗などのショールームで販売員が接客をします。インターネットでの販売は、ラグジュアリーの世界とは遠いと思われており、EC販売に取り組まないブランドも多いです。エルメスでは、時代に合わせ、新しいテクノロジーに触れていきたいという姿勢があったため試してはいましたが、主流ではありませんでした。どうやって売るんだろうという興味が湧きました。
最後に、これが一番の決め手ですが、創業者である生駒さんの考え方、人柄、人間性に魅力を感じたからです。ブランドは「誰が創ったか」というのがとても大事です。創業者の想い、こういう会社であってほしい、というものですね。創業者が取り組んでいることが世の中にとって良いことであるという信頼があって、モノやサービスが売れて、ブランドが好きになっていきます。お金儲けだけを考えていたり、社会のためにならないものは、ブランドにはなり得ないですし、最終的にはビジネスとしても成り立ちません。生駒さんは、産業を建て直したい、日本酒の未来をつくりたい、という社会貢献に繋がる強い想いを持っています。それが魅力的だと思い、ワクワクしました。
SAKE HUNDREDを通して人の幸せに貢献する。大きな挑戦がClearの魅力
前提として、SAKE HUNDREDのクオリティはとても高いです。初めて飲んだときに、すごいお酒だと感じ、高級ブランド、ラグジュアリーブランドになるには当然に必要な要素を持っていると感じました。
そこにどういう魅力を加えるかでいうと、まずは創業者である生駒さんの熱い想いですね。そして、お酒という何百年も続いてきた日本の象徴、日本人の自然観・精神性・古来からの姿勢がつくりだしたものであることなど、飲んで美味しい以外にもワクワクさせる要素がいっぱいあるのがSAKE HUNDREDの魅力です。
それをインターネットでどう伝えるかが大きな挑戦です。強みでもありますが弱みでもあります。対面接客のように、お客様の反応に合わせて対応を変えたりはできません。ひとつのチャレンジとして面白い点です。
Clearは今、未来に向かって、今までにないものをつくっています。ブランドを育て、新しいやり方でビジネスモデルの仕組みをつくっていくフェーズです。他に同じことをやっているように見える会社もありますが、日本酒の未来を見据えて取り組んでいるのは、Clearならではの大きな魅力です。
働くメンバーが、若くいきいきと仕事をしているのも、この会社の良いところです。これをやらなきゃ、と上から言われるのではなく、現場からビジネスをつくるクリエイティブな部分がたくさんあります。
この会社は新しい冒険をしている会社です。自分たちで本物をつくり出し、もっと良いもの・感動できるもの・ワクワクを掘り起こし、ビジネスとして成立させる大きなチャレンジをしている会社で、希望に溢れていると感じます。
Clearへの転職を考えている方へ、後は、どれだけ自分ごと化できるかです。
お酒を飲めなくてもいいと思いますが、お酒に触れた周囲の人たちの幸せな顔や、お酒を通して社会貢献をしていくこと・人を幸せにできることに、それ以上の満足はないと思えるか。やりがいは生きがいに繋がります。人生の三分の一を費やす仕事で充実感を得られるように、ワクワクできる仕事に携わることができれば、良いことだらけだと思います。
株式会社Clear 社外取締役 齋藤峰明
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