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代表メッセージ

2022.03.4

代表メッセージ

僕が日本酒の事業をやろうと思った一番最初の動機はシンプルで、自分自身が日本酒の魅力を感じ、それを人に伝えたいと強く思ったことです。

「自分の好きになったものを人にも好きになってもらいたい」これはある種のエゴでもありますが、人間的に美しい感情だと思っています。綺麗な夕焼けを見たときに思わず写真に撮って恋人に送ったり、美味しいご飯を食べてあの人と一緒に味わいたかったと思う。同じ思いを共有したいという豊かな感情です。僕だけに限らず、Clearのメンバーもみな、自分たちが感じた日本酒の魅力を知ってほしいという純粋な感情がベースにあります。

一方で、僕らの仕事は、お酒を飲んでもらうことを目的としています。飲酒は身体に悪いものとされ、飲酒運転や飲酒による暴力・犯罪も後を立たず、飲酒をめぐる社会環境は今後も厳しくなるでしょう。しかし僕たちは、人の健康は肉体的な健全性だけで成り立っているのではないと考えています。身体的健康に加え、精神性、社会性、この3つが満たされた状態が人にとっての健康で、これはWHO(世界保健機関)に健康の定義として書かれてある内容とも一致します。

僕たちは、日本酒というプロダクトを通じて、世界中の人々の心を満たしていく集団です。僕を筆頭に、自分たちが日本酒によって、身体と心と社会性とが満たされてきた経験をもち、日本酒によって人生が豊かになったことを実体験として抱いているからこそ、多くの人に伝えたいという強いモチベーションに繋がっています。

ビジョン、ミッションに込めた思い

Clearでは「日本酒の未来をつくる」をビジョンに、「日本酒の可能性に挑戦し、未知の市場を切り拓く」をミッションに掲げています。

僕らにとって日本酒は、人生を豊かにしてくれる存在で、魅力的なものです。一方で世界を見渡した途端に、自分たちが感じているほど、世界は日本酒の魅力に気づいていないというギャップを起業当初から感じていました。こんなにも格好良くて、美味しくて、魅力的なお酒が知られていない。法規制により新規参入ができない、製造量が右肩下がり、儲からない業界、蔵も潰れていくなど、ネガティブな話題が先行しがちです。しかし、僕たちには日本酒の可能性が見えています。僕たちこそが、もっと日本酒の魅力を引き出し、創造していくことで、明るい日本酒の未来を社会に示していく役割を担うべきだと考えています。

日本酒は今、日本においても当たり前の選択肢にすらなっていません。お酒を飲む際、ビール、ワイン、サワーやカクテルは選択肢にあがりやすいですが、「日本酒は通が飲むもの・酒豪が飲むもの」というイメージがあり、魅力が限定的に伝わっていると感じています。この概念を覆し、日本酒を日本のみならず世界中の人々の選択肢に含めることが、僕がつくりたい日本酒の未来の1つです。

日本酒スタートアップ Clear Inc.(株式会社クリア)のロゴ、シンボルマーク

また、Clearが目指しているのは日本酒の市場規模を大きくすることです。日本酒の魅力の1つは多様性です。色々なお酒や酒蔵、造り手がいて、どれもとても面白く、僕はそんな日本酒が大好きなんです。しかし、日本酒の市場規模は4,300億円と限りがあります。これが1兆円や10兆円と大きな規模であれば、多様性が存在し続けることができます。

例えば、小さい水槽の中にはメダカやグッピーなど小さな魚しか泳げませんが、大きな水族館の水槽には、エイやタコ、イルカやアザラシ、もっと大きくなれば鯨だって泳げる。規模が大きくなるということは、どんな関わり方も肯定できるということです。老舗の酒蔵や、地産地消にこだわる酒造り、新規参入、クラフトブリュワリー、スタートアップなど、市場規模という土台の上には多様性という可能性が広がります。

スタートアップだからというのもありますが、僕らは産業においてパイの奪い合いをするのではなく、新規市場をつくり、自社の成長と共に市場規模の拡大も追っていくことにClearの存在意義があります。

産業にとっての可能性と希望の象徴となるために

「SAKE HUNDRED」では、高価格帯市場の開拓を事業ミッションとしています。日本酒業界において、高価格帯のお酒は既存マーケットに存在せず、未知の市場です。日本酒の未来をつくるためには、ここの市場開拓が必須だと考えています。どの業界においても、市場開拓のためのリスクは、老舗ではなくスタートアップが取るべき役割です。未知の市場で誰よりも早く、圧倒的な成果を出し続けることこそがClearの役割です。そのためにも、常にマーケット開拓の最前線に立つ存在でありたいと考えています。

同時に、Clearの活躍そのものが、産業にとっての明るい可能性と希望の象徴に映ってくれたらと考えています。Clearがいるから高単価のお酒を造ってみよう、Clearがいるから日本酒事業に投資しようと、酒蔵や投資家などに思ってもらえるような、前を向くための成功事例になりたいですね。

Clearで働くことが人生の価値になる

日本酒を通じて「人生の豊かさ」を伝えていくことを目標に据えるのであれば、Clearの社員自身も人として豊かであるべきだと考えています。人生において多くの時間を費やす職場で、前向きに挑戦し、それぞれの強みを活かし、みずみずしい人間関係によって気持ちのよい職場環境を築くことを大事にしています。足元の自分たちから大切にする、その延長線上にお客様の豊かさがあると考えています。

Clearで働いたことが、あなたの人生において価値のある時間だったと思える、そんな期待を抱いてClearに足を踏み入れてもらえたらと思います。

Clear代表取締役CEO 生駒 龍史
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採用 2022.03.4

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