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事業概要と展望

2022.03.4

事業概要と展望

「SAKETIMES」は2014年にローンチした日本酒専門のWebメディアで、​​情報の観点から日本酒の未来をつくる事業です。「飲む」「買う」という楽しみ方が中心だった日本酒に、「知る」面白さをつくり出し、日本酒の魅力を多くの人に伝えていく役割を果たしています。オリジナル記事は日本に限らずグローバルにも展開しており、「SAKETIMES International」では英語で、「清酒指南」では中国に向けて、正確で適切な情報を発信し、日本酒における情報インフラの役割を果たしています。
「SAKE HUNDRED」は2018年にローンチした日本酒ブランドで、高価格帯市場の開拓を事業ミッションとしています。SAKETIMESの取材を通して見えてきた「日本酒がその価値に対して安すぎる」という課題を解決し、日本酒の市場規模を拡大させるためにグローバルラグジュアリーブランドの創造を目指しています。

SAKETIMESには、「情報を発信する力」と同時に「情報が集まる力」もあります。SAKETIMESを長く運営してきたからこそ、日本酒に関する深い知見が得られ、酒蔵との幅広いネットワークと厚い信頼関係が生まれています。これらはClearの土台としてSAKE HUNDREDの事業にも大いに活きており、SAKE HUNDREDのローンチ当初から「日本酒産業のインサイダーであるClearが日本酒産業のために新たな事業を始めた」として、業界内部からも信頼される礎になっています。

ターゲット市場における可能性

SAKE HUNDREDでは、2040年に売上規模2,000億円を目指しています。SAKE HUNDREDがターゲットとしているのは、市場規模4,300億円といわれる日本酒マーケットではなく、市場規模158兆円のグローバルラグジュアリーマーケットです。SAKE HUNDREDの2021年10月期の売上は20億円ですが、実際にこの売上は日本酒の既存市場からの獲得ではなく、普段あまり日本酒を嗜まなかった方々にお求めいただき、新たな市場を切り拓いています。
ねらうは158兆円といわれるグローバルラグジュアリー市場
「美味しい」という機能的価値だけではなく、特別な人の特別な時間を彩る情緒的価値も高めていくことで、例えばエルメスやドンペリニョン、リッツカールトンでの滞在といった、高い体験価値を産むラグジュアリーマーケットを日本酒においてつくっていきます。LVMHのワインアンドスピリッツ事業は約8,000億円の売上規模です。ラグジュアリー日本酒ブランドとして多様な日本酒の魅力の最高級をラインナップしたSAKE HUNDREDであれば、2,000億円は十分に達成可能な目標だと考えています。その頃には売上の海外比率も6〜7割となり、グローバルで日本酒が求められている、そういう未来をつくっていきたいと考えています。

中期目標に向けた戦略

SAKE HUNDREDは、生産力、販売力、ブランド力を基本成長サイクルを担う3つの要素とし、ブランド投資とグローバル投資を積極的に行うことで売上拡大を進めています。SAKE HUNDREDが一般の消費財やD2Cブランドと異なるのは、ブランド認知の「質」と「量」の双方を高める必要がある点です。特定の購入ターゲットにリーチさせるだけでは足りず、ラグジュアリーブランドは社会全体の認知を高める必要があります。誰もが知っているが誰もが手に入れられるものではなく、また特別な時間に彩られる憧れのブランドだと広く知られているからこそ、贈り物としても喜ばれる価値あるブランドとなります。難しい戦いです。そのために積極的にブランド投資を行い、タイアップやブランドキャンペーンを効果的に組み合わせていきます。

グローバル展開にも同時に力を入れていきます。日本の食文化は海外でも受け入れられており、日本酒の海外輸出金額も12年連続で伸びている点から、すでに日本酒文化が海外に根付く土壌がつくられ始めています。SAKE HUNDREDでは、日本酒の最大の輸出国であり、ラグジュアリー市場としても大きなアメリカと中国を二大重点投資エリアにおき、ブランドマーケティングとデジタルマーケティングを効果的に活用しながら、中長期で大きな市場をつくっていきます。

日本を好きな人にとっての、最高の事業

日本酒好きにとっては当然のこと、日本を好きな人にとって、これほど魅力的な事業は他にありません。SAKE HUNDREDやSAKETIMESを通じて日本酒を世界に広めていくことは、日本の文化を海外に伝えていくことでもあり、また外貨を稼ぐことで日本経済にも大きな貢献をもたらします。同時に地域との繋がりも深く、日本酒の造り手や原材料である農家の雇用を生み出し、水、農作物、土地といった自然環境におけるサステナビリティにも取り組む、日本全体を盛り上げていく事業です。日本を愛する人にとって最高の事業が、ここに存在しています。もちろん、そこにはとてつもなく高いハードルがあり、やりがいやチャレンジも同時に満たされます。

グローバルラグジュアリーを目指すClearの今は、2,000億円の目標の1%にしか至っていません。事業の伸び、組織の伸びはまだまだこれからで、グローバルでの可能性を広げていく土台がやっとできはじめた状態です。自由な発想で挑戦できる環境がここにあります。一緒に日本酒の未来を、つくっていきましょう。

株式会社Clear 取締役 御林 洋志
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